2012年11月25日日曜日

韓国の民主化と在日韓国人元良心囚の再審裁判の現状と課題

第28回社会運動ユニオニズム研究会(終了)
日 時:2012年12月8日(土)13:30 – 17:00
共 催:法政大学大原社会問題研究所
    一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now

テーマ:韓国の民主化と在日韓国人元良心囚の再審裁判の現状と課題
報 告:金元重さん(千葉商科大学教員、Labor Now会員)

諸事情でUstreamによる中継・録画保存は中止となりました。
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金元重さんは1975年、韓国ソウル大大学院に母国留学中に、「留学生学園浸透スパイ団事件」の一人として中央情報部によって拘束され、起訴されて懲役7年の有罪判決を受け大田刑務所で服役、1982年12月刑期を終え出所しました。事件から36年後の2011年4月再審申請をし、今年(2012年)3月29日ソウル高等法院で再審無罪判決を受けました。

今回の研究会では、1970年代朴正煕(パクチョンヒ)政権の維新体制期に生じた在日韓国人留学生スパイ事件の背景や経緯、裁判と獄中での生活、今回再審を受けるようになった金元重さんの体験を語ってもらうと同時に、2000年代に入って韓国で急速に進んだ「過去の出来事の真実究明と清算・和解」をめぐる一連の民主化の動きについて報告していただきました。

参考文献:木村貢「韓国『民主化』のなかの在日韓国人:スパイ捏造事件-四半世紀のときを超えて」『世界』2012年10月号。

2012年11月24日土曜日

若者の雇用状況と必要とされる雇用政策、労働組合の取り組み

Ustreamによる中継録画は以下から視聴できます。

(1)報告 http://www.ustream.tv/recorded/27256320 
(2)質疑・討論1 http://www.ustream.tv/recorded/27258453
(3)質疑・討論2 http://www.ustream.tv/recorded/27258734
質疑・討論1と2の間に中継中断あり。
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第27回社会運動ユニオニズム研究会
日 時:2012年11月25日(日)14:00~18:00
主 催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now
テーマ:若者の雇用状況と求められる雇用政策と労働組合の取り組み
トークゲスト:
(1)後藤道夫さん(都留文科大学):若者の雇用状況と求められる雇用政策(ここからダウンロード:報告レジュメPDF)
(2)龍井葉二さん(連合総合生活開発研究所):二つの時間軸から見た<若者雇用>(ここからダウンロード:報告レジュメPDF)
(3)成田恭子さん(日本教職員組合):学校現場から見た若年者雇用と労働教育(ここからダウンロード:報告レジュメPDF)
90年代末からの就職氷河期以来、若者の雇用状況の悪化が議論されてきました。若者の非正規労働者比率の増加、就職率の低迷、学校から職場への接続をめぐる問題などが指摘されてきました。文科省はキャリア教育を推進しています。しかし、若者自身の能力や態度の問題以前に、長時間労働など職場の労働条件の悪さが定着率を下げる原因となっています。
そこで、本研究会では若者の雇用状況と必要とされる雇用政策、そして、労働組合の取り組みに焦点をあてて、議論しました。