第88回社会運動ユニオニズム研究会
非常勤職員の組織化の到達点と課題
日時:2021年3月16日(水)15:00~17:00
場所:zoom
主催:明治大学労働教育メディア研究センター
報告:森崎 巌 (全労働省労働組合・前委員長)
国の労働行政では、定員削減が続く一方、不安定な雇用と低処遇を強いられた非常勤職員が増加してきました。全労働省労組は2003年に非常勤職員の組織化方針(単一組織に結集)を決め、現在、組合員の1割に相当する約1.500人を迎え入れ、常勤・非常勤が信頼を深め、力を合わせて運動を進めています。
これまで賃金、諸手当、休暇制度等の面で切実な要求を前進させてきましたが、毎年の契約更新に加え、3年毎に現に就いているポストを求人として内外に公開し、同僚や新規求職者と競わせる「パワハラ公募」が非常勤職員を苦しめており、その廃止が目下の重点目標となっています。
1. 非常勤職員の組織化の経緯
2. 組織化をめぐる議論の特徴
3. 要求実現に向けた具体的な取り組み
4. 要求の前進状況
5. パワハラ公募の深刻な「人権侵害」
6. 当面する課題