2019年9月1日日曜日

シンポジウム 「女性」から考える非正規公務問題 ~会計年度任用職員制度・相談支援業務から女性の貧困まで

85回社会運動ユニオニズム研究会


日時:2019922日(日) 1330分から17時(開場:13時)

会場:東洋学園大学 1301教室

東京都文京区本郷1丁目26-3

アクセスマップ https://www.tyg.jp/access/index.html

最寄り駅:本郷三丁目/水道橋/後楽園 いずれからも徒歩

資料代: 500

参加申込不要 当日会場に直接お越しください。


非正規公務員の増加が問題になっている。その4分の3は女性だ。

多くが年収200万円そこそこのワーキングプア水準で、DV相談をはじめとした相

談員や司書、保育士、学校給食調理員、女性関連施設職員等の公務の基幹的業務

に従事している。その事実は、これまで正面から問題化されることは少なく、女

性運動の中でも十分には焦点とされてこなかった。だが、そこからは、公務の軽

視による財政難を、女性の低賃金と不安定雇用で乗り切ろうとする行政と社会の

姿勢、女性が担うケア的公務に対する「家事ハラ」とこれによる住民の生活悪化、

その結果、招き寄せられる女性や子どもの貧困・虐待、など、さまざまな問題点

が見えてくる。


この集会では、公務非正規化の大きな転換として20204月から始まる「会計年

度任用職員制度」を前に、女性が多くを占めてきた非正規公務の実態と課題をあ

らためて浮き彫りにするとともに、公務非正規や民間委託で働く現場の声を出し

あい、住民にとっても、働き手にとっても、重要な公務の立て直しに向けて、

いま何が必要なのかについて考えあう場をつくっていきたい。


プログラム

基調講演:戒能民江(お茶の水大学名誉教授)「相談支援と非正規公務(仮題)」


パネルディスカッション:

コーディネーター:竹信三恵子(ジャーナリスト・NPO法人「官製ワーキングプア

研究会」理事・和光大学名誉教授)


パネリスト:上林陽治(自治総研・「官製ワーキングプア研究会」理事)

瀬山紀子(自治体非常勤職員)

山岸 薫(ハローワーク非常勤職員)

渡辺百合子(元NPO法人「げんきな図書館」代表)


主催:「女性」から考える非正規公務問題シンポジウム実行委員会

賛同:明治大学労働教育メディア研究センターほか