第96回社会運動ユニオニズム研究会
韓国の非正規雇用対策と労働運動
日時:2025年1月21日(火)18:30~20:00
場所:zoom
主催:労働政策グループ
報告:脇田 滋さん(龍谷大学名誉教授)
韓国では、文在寅政権時代に公共部門非正規職の正規職化や最低賃金の引き上げなどの「非正規雇用対策」が一定前進しました。今回の研究会では、その到達点と課題、労働運動との関わり、政権交代後の変化について学び、その中から日本の労働政策や労働運動の課題を見出します。
「社会運動ユニオニズム研究会」は今後の労働運動のあり方や運動戦略を実践家と研究者が一緒に議論していくプロジェクトです。なお、社会運動ユニオニズムは、社会運動的な労働運動をさし、ビジネスユニオニズムとは対抗概念です。自らを社会運動の一つとして認識し、社会運動の戦略や戦術を採用し、社会運動と連携する特徴を持っています。
第96回社会運動ユニオニズム研究会
韓国の非正規雇用対策と労働運動
日時:2025年1月21日(火)18:30~20:00
場所:zoom
主催:労働政策グループ
報告:脇田 滋さん(龍谷大学名誉教授)
韓国では、文在寅政権時代に公共部門非正規職の正規職化や最低賃金の引き上げなどの「非正規雇用対策」が一定前進しました。今回の研究会では、その到達点と課題、労働運動との関わり、政権交代後の変化について学び、その中から日本の労働政策や労働運動の課題を見出します。
第95回社会運動ユニオニズム研究会
移住労働者の差別待遇に和解的勝利
外国人・非正規という二重の差別を受けて闘ってきたブラジル人5名を原告とする裁判が勝利的和解を勝ち取った。基本給・賞与のほか、退職金にも差別があり、労働基準法第3条と旧労働契約法20条違反の是正、同一労働同一賃金を求めていた。和解の内容は、正社員として雇用し、過去分の賞与と退職金のうち一定額を会社が支払うなどである。報告者は、原告のブラジル人と正社員との信頼関係や、原告の仕事への真摯な態度と信頼度などを指摘した。
1 従業員の区分と差別
2 労基法3条と旧労働契約法20条に違反
3 争点は職務と職責
4 和解の条件について
5 争点にならなかった重要な点
6 裁判をふりかえって
第94回社会運動ユニオニズム研究会
フリーランスに光を〜コミュニティ・ユ ニオン全国交流集会で報告
2023年11月26日、フリーランスユニオン共同代表の土屋俊明さん(ウーバーイーツユニオン)と塙律子さん(ヨギーインストラクターユニオン)は熊本にいた。コミュニティ・ユ ニオン全国交流集会で、自分たちの置かれている現状と組合活動について報告するためである。同交流集会は1989年から全国のコミュニティ・ユニオンの組合員を集めて、各地持ち回りで開催してきた。今年は初めて分科会「フリーランス」を開催し、雇用でない働き方にも光を当てる。そこで土屋さんは、直面しているインボイス制度の問題について、塙さんは、フリーランスにも労働者性の可能性があることを訴えた。分科会の様子について2人に聞いた。