2012年4月6日金曜日

4/27 日・独・仏・EUとの比較から有期労働契約法制を考える

第21回社会運動ユニオニズム研究会(終了)


3月17日に開催しました「有期労働契約法制と『有期』という働き方を考える」研究会では、多数の方が出席され、有期契約労働者の雇用を安定させ、権利を確立させていくには何が必要か、今回の労働契約法改定は現場にどのような影響を与えるのか、などについて活発に議論を行いました。特に、有期労働契約で働く当事者から「無期契約への転換制度は、5年までの雇い止めを増加させるのではないか」「転換が進まず副作用の方が多く出るのではないか」など危惧の声が出ました。

3月23日には、2月に出された法案要綱に沿って労働契約法改定案が閣議決定され国会に提出されました。

本研究会では、独・仏・EUなどの有期労働契約規制と比較しながら、今回の労働契約法改定案について議論しました。
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日・独・仏・EUとの比較から有期労働契約法制を考える
日時:2012年4月27日(金)
報告(1)労働契約法改定案の概要:森崎巌さん(全労働省労働組合)  
  (2)日・独・仏・EUとの比較から有期労働契約法制を考える:       
       田端博邦さん(元東京大学社会科学研究所教授、比較労働法)
共 催:一橋大学社会学研究科フェアレイバー研究教育センター    
    明治大学労働教育メディア研究センター     
    Labor Now

報告資料:森崎レジュメ「労働契約法改定案の概要」
     田端レジュメ「有期雇用の法制をどう考えるかーEU、独、仏との比較で—

田端報告については、報告内容を中心に書き下ろしで『労働法律旬報』6月下旬号に論文を記載予定です。

当日の映像記録(Ustream)
森崎・田端報告編(89分)
http://www.ustream.tv/recorded/22175900
質疑議論編(50分)
http://www.ustream.tv/recorded/22188630

参考論文
田端博邦「有期雇用の法制をどう考えるか:EU、独、仏との比較で」〔『労働法律旬報』1770号(2012年6月25日発行)掲載〕