2010年4月18日日曜日

第5回社会運動ユニオニズム研究会を開催しました

日 時:4月17日(土)
テーマ: 労働運動をジェンダー視点で振り返る〜 女性労働運動の現状と課題
報 告:片岡千鶴子さん(連合男女平等局長)

本研究会では、第3回で元連合会長の笹森清さん、第4回では連合副事務局長の山本幸司さんに、連合運動の20年の総括や政権交代・経済危機と今後の運動課題について報告いただき議論してきました。本研究会では、このテーマを女性労働運動に焦点をあてて議論しました。

女性労働者の過半数が低賃金かつ不安定雇用の非正規労働者であり、経済危機下、更に厳しい状況に置かれています。産休・育休切りも頻発しています。このよう な状況のなかで、男女平等や均等待遇をどう進めるのか、安心して働ける職場をどう作って行くのか、課題は山積みです。他方、政権交代によって、男女平等参 画を推し進める政策実現のチャンスも到来しています。

連合男女平等局長の片岡千鶴子さんに、ご自身の実践経験(単組やサービス連合での取り組み、審議会での議論)や連合運動のなかでの取り組み、政権交代や経済危機下での新たな課題と今後の展望について報告をいただき、議論を進めました。

片岡さんは、JTBに入社後、JTB労組執行委員、サービス連合中央執行委員(専従)、(社)教育文化協会をへて、2007年より連合男女平等局長を務められています。

報告内容を中心とした論文を『労働法律旬報』に掲載しました。

片岡千鶴子「労働運動をジェンダーの視点で振り返る:女性労働運動の現状と課題」〔『労働法律旬報』1726号(2010年8月25日発行)掲載〕