2024年2月8日木曜日

移住労働者の差別待遇に和解的勝利

 95回社会運動ユニオニズム研究会

移住労働者の差別待遇に和解的勝利

日時:2024年2月5日(月)10:30~12:00
場所:zoom
主催:明治大学労働教育メディア研究センター、労働政策グループ
報告:
鶴丸 周一郎さん(名古屋ふれあいユニオン委員長)

外国人・非正規という二重の差別を受けて闘ってきたブラジル人5名を原告とする裁判が勝利的和解を勝ち取った。基本給・賞与のほか、退職金にも差別があり、労働基準法第3条と旧労働契約法20条違反の是正、同一労働同一賃金を求めていた。和解の内容は、正社員として雇用し、過去分の賞与と退職金のうち一定額を会社が支払うなどである。報告者は、原告のブラジル人と正社員との信頼関係や、原告の仕事への真摯な態度と信頼度などを指摘した。

 

1 従業員の区分と差別
2 労基法3条と旧労働契約法20条に違反
3 争点は職務と職責
4 和解の条件について
5 争点にならなかった重要な点
6 裁判をふりかえって