この間、社会運動ユニオニズム研究会では、ウォール街占拠運動と日本の脱原発運動に焦点をあてて議論をしてきました。そこで、いずれにも共通する直接行動で社会を変える視点から2つの運動の展開と現状、そして、その連関についてをテーマに2つの研究会を企画しました。連続開催となりますが、ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。
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第24回社会運動ユニオニズム研究会(終了)
直接行動で社会を変える(1)
—ウォール街占拠運動の展開と現在
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日 時:8月20日(月)18:30~20:30
テーマ:直接行動で社会を変える(1)—ウォール街占拠運動の展開と現在
トークゲスト: 高祖岩三郎さん(批評家/翻訳家、ニューヨーク在住)
ゲストの高祖さんは30数年にわたりニューヨークに在住して、翻訳や批評活動、社会運動に関与してこられました。準備段階からウォール街占拠運動に関与されてきた経験を踏まえて、ウォール街占拠運動とは何か、昨年11月15日の強制排除以後、占拠運動はどのように展開しているのか、そして、日本の脱原発運動との関連についてトークしていただきます。
当日の記録映像は以下でご覧いただけます。
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第25回社会運動ユニオニズム研究会(終了)
直接行動で社会を変える(2)
—3.11以後の脱原発運動の展開とこれから
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日 時:8月25日(土)
テーマ:直接行動で社会を変える(2)—3.11以後の脱原発運動の展開とこれから
トークゲスト:木下ちがやさん(大学非常勤講師、この間の官邸前金曜デモのスタッフ)
後藤悠一さん(一橋大学院生、この間の官邸前金曜デモのスタッフ)ほか
(Ustreamは都合により中止となりました)
3.11以後、脱原発運動が燎原の火のごとく拡がっています。3月に300人で始まった毎週金曜日の官邸前での大飯原発再稼働反対行動は、6月、7月と拡大を続け、道路に溢れた巨万の人々が官邸前や国会正門前を占拠し、解放空間を創り出しています。
そこで、官邸前デモに参加している方々をゲストに、311以後の脱原発運動、特にこの間の街頭行動に焦点をあてて、これまでの展開と今後、この運動の持つ意味、若者たちの意識、そして、ウォール街占拠運動など世界各地の運動との連関についてトークしてもらいます。
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社会運動ユニオニズム研究会
主 催:明治大学労働教育メディア研究センター
Labor Now、一橋大学フェアレイバー研究教育センター
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参考論文:
高祖岩三郎「世界を『脱占領』しよう ウォール街占拠 新しい社会変革の方法」『世界』2012年2月号。
高須裕彦「連載 グローバル経済危機下の労働運動[9]マディソンとウォール街の占拠運動はアメリカ労働運動再生の糸口となるか」『生活経済政策』2012年4月号(No.183)
青野恵美子・高須裕彦「ウォール街占拠運動:新しい社会運動の可能性(上)」〔『労働法律旬報』1772号(2012年7月25日発行)掲載〕
青野恵美子・高須裕彦「ウォール街占拠運動:新しい社会運動の可能性(下)」〔『労働法律旬報』1774号(2012年8月25日発行)掲載〕