2015年2月9日月曜日

第51回社会運動ユニオニズム研究会「なぜ、労働時間は規制されなければならないか—労政審の建議:新しい労働時間制度を考える—」(終了)

日時:2015年3月20日(金)18:30〜21:00
会場:明治大学駿河台キャンパス・研究棟4階第一会議室
※リバティータワーの裏の建物です。リバティータワーの表玄関から入り、左手奥の出入口(左側は図書館です)を出ると、研究棟1階の入口があります。
地図:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
報告:なぜ、労働時間は規制されなければならないのか
   —労政審の建議:新しい労働時間制度を考える—
   田端博邦さん(東京大学名誉教授)
   報告資料(PDFをダウンロードできます)

主催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
   明治大学労働教育メディア研究センター、Labor Now

※当日のビデオ録画は以下でご覧いただけます。


※参考(PDFをダウンロードできます)
労働政策審議会の建議「今後の労働時間法制等の在り方について
労働条件分科会の報告「今後の労働時間法制等の在り方について
労働基準法等の一部を改正する法律案要綱 

日本における長時間労働の蔓延は多くの過労死事件を生み出し、80年代以来、労働時間の短縮が議論されてきました。昨年、過労死防止法が成立し、過労死防止に向けた国などの責務が法律に定められました。他方、安倍政権は、「雇用改革」を掲げ、トップダウンで労働時間規制の緩和とホワイトカラーエグゼンプションの導入を進めようとしています。

厚生労働省の労働政策審議会労働条件分科会は、昨年秋以来、今後の労働時間法制のあり方について議論を進めてきました。2月13日に「今後の労働時間法制等の在り方について」の報告が、労働者代表の反対意見を押し切って出されました。労政審は、労働時間規制を適用しない「特定高度専門業務・成果型労働制(高度プロフェッショナル制度)」の創設と、フレックスタイム制の見直しや裁量労働制の対象拡大などを厚生労働大臣に建議しています。

本研究会では、なぜ、労働時間は規制されなければならないのか、労政審が提案しようとしている新しい労働時間制度の問題点はなにか、について議論しました。