2013年2月7日木曜日

労働運動と労働者自主福祉運動の過去・現在・未来

第32回社会運動ユニオニズム研究会(終了)
日 時:2013年3月28日(木)
テーマ:労働運動と労働者自主福祉運動の過去・現在・未来
ゲスト:高橋 均 さん(中央労福協前事務局長、連合元副事務局長、     
明治大学労働教育メディア研究センター客員研究員) 

共 催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センー
    明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now  

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今回の研究会では「労働運動と労働者自主福祉運動の過去・現在・未来」をテーマに、高橋均さんに報告いただきます。高橋さんは観光労連(サービス連合)から連合総合組織局、連合副事務局長、そして、労働者福祉中央協議会事務局長を経験してこられました。労働者自主福祉運動の過去、現在、未来の視点から日本の労働運動をどうつくり変えていったら良いか、問題提起いただきました。 

(報告要旨)
中央労福協は戦後間もなく、既に分立していた労働組合と生協が、不足している生活物資を共同して調達しようと、上部組織の枠を超えて作られた組織です。そして、それを母体に労働金庫や全労済が誕生しました。労金・全労済が、労働者自主福祉運動と呼ばれるのは、労働組合が労金・全労済と一緒に「ともに運動する主体」として普及活動を行い、共助の運動を進めてきたからだと言えます。ところが最近では、その関係が「業者」と「お客さま」の関係に変容してきたと指摘されています。 

単に歴史を忘れただけなのか、過去の分立・対立した労働運動の歴史が、自主福祉運動の現在に反映されている側面はないのか、それらを克服して未来を語ることができないか。労働運動と労働者自主福祉運動の過去・現在の関係性、そして今後の課題を提起したいと思います。 

当日の研究会の様子はの以下で視聴できます。
Ustream http://www.ustream.tv/recorded/30614853
YouTube

当日配布のレジュメはここからダウンロードできます。

当日の報告内容をもとにした論文(pdfをダウンロードできます)

高橋均「労働運動と労働者自主福祉運動の過去・現在・未来」『労働法律旬報』1796号(2013年7月25日発行)